innate8の日記

大海を泳ぐ

良いものを長く使う

 財布が欲しい、そう思い始めてから1年以上経つ。今使ってる財布はポーターのキャンパス生地ぽい、ナイロンぽいやつ。

 高校生の頃に買ってから、もう7〜8年近く使っていることになる。確かに当時はカッコいいと思ったし値段も高校生の安いお小遣いで購入できる範疇だったので選んだのだと思うが、今となってみてはちょいとガキくさい。ガキくさいのだけど、今だに愛着があって憎めない奴でもある。

 もう10年近くもヘタらないで使ってこられたのは材質が良いからだろう。生地も縫いもしっかりした作りである。ただ、ボタンなどの装飾?は開け閉めの負荷に耐えられなかったようで機能はしていないが。長く使い続けて愛着が湧いたのを抜きにしても、純粋にポーターは良い物だと改めて感じた。

 次に買う財布は外見が好みの物であることは当たり前なのだけど、やはり長く使えることを条件の一つとして加えたい。
 一応社会人になってそれなりに財力もついて、ブランド物の皮財布を気軽に購入できなくもない。だけど、買い替え前提で購入を考えるのではなく、穴が空いて使えなくなる前提でものを買いたいのだ。

 最近景気が良くなってきたせいかわからないが、銀座やブランド品街がかなり賑わっているように感じる。雑誌でも贅沢品への購買意欲を煽っている。ちょい贅沢とか自分へのご褒美とか金の食パンとか。でも、贅沢品や買い替え品でバンバン消費するのではなく、良いものを長く使おうよと言いたい。本当に良いものは大切に使えば少なくとも10年くらいは使えると思う。
 消費社会はバブルの再燃みたいで嫌だ。消費の裏にはお金で買えない物を破壊してブランド品を生み出していることに気づくべきだ。