innate8の日記

大海を泳ぐ

公務員を目指している人は自分のためだけじゃなくて人のためだって事を忘れないで欲しい

タイトル通りだが、これは僕が個人的に思っていることなので読み流してもらって構わない。

 

僕が就職活動を目前としていた頃、公務員も一つの選択肢として視野に入れていた。

僕は人のためになる仕事がしたかった。だが仕事というものを突き詰めれば、利益獲得と社会貢献がその根底にあるから「人のためになる仕事」はどんな職にも当てはまってしまう。そのため、もっと具体的に福祉的な社会貢献がしたいと考えたのだった。そう考えてみると、公務員も選択肢の一つだったわけである。

就職活動は自分の過去と現在を照らしあわせて、軸となっているものを探る作業が必要不可欠である。そうやって自分の価値観や目的を掘り下げてみたら、あることに気がついてしまった。これは、自分ではあまり認めたくなかった部分でもあったが。

公務員になりたいのは自分のためだ。結局は、福利厚生・定時上がり・楽なイメージに流されてた。「人のために仕事をしたい」という目的は自己正当化のために後付しただけだったのである。

 

公務員は人のために仕事をするものであるにも関わらず、僕は自分のプラスになることしか考えていなかったのだ。このことは、公務員の「国民のために仕事をする」という考えに矛盾しているし、自分の欲深さを感じて情けなかった。

 

今現在公務員を目指している人で、僕と同じように労働条件で公務員になりたいと考えている人はどれくらいいるのだろうか。どれだけの人が自分の利益よりも国民の利益を考えて志望しているのだろうか。ぼくの周りで公務員志望の人は、ほとんどが自分を中心に考えていた。この意見は、僕の狭い知識や範疇での話なのでなんとも言いがたいが。

一般企業に務める人が、利益獲得のために会社に貢献することを目的とし、福利厚生を手段と位置づけるように、公務員は国民に福祉を提供することが目的でなければならない。決して福利厚生の充実が、就職するにあたっての目的になってしまってはダメなのである。そんな公務員が増えたら日本はダメになってしまう。

就職活動をする際に、自分が本当にやりたいこと・目標・夢などの軸を設定するときはきちんと考えて、「福利厚生が良いとか、楽だからとか、どうでもいい。大変な仕事だっていい。とにかく日本と国民のために働きたい」という人が公務員になることを心から望む。

 

ps.この話は僕が大学二年生の頃、母校で行われた公務員対策セミナーで聞いた話を参考にしています。詳しい内容は忘れてしまいましたが、公務員になりたい理由をアンケートで集計したら、安定しているから・福利厚生の充実など仕事の内容以外の部分で公務員を選んでいる人が圧倒的でした。

もしそのような人が公務員になったら、自分の事しか考えられない職員ばかりになってしまうと思います。実際、お役所仕事と呼ばれる所以がそこにあるのかもしれません。

最後に、公務員には色々種類がありますが、一括りにしてしまってすみませんでした。便宜的に公務員とされていただきました。