innate8の日記

大海を泳ぐ

何もない日は消えたくなる

  東京は雪が降っている。正確に言えば降っていた。もう雪は止んでしまった。後に残されたのは、微かに積もった残雪と濡れたコンクリート、そしで分厚い雪雲と灰色の夕暮れ。

  僕は雨が嫌いだ。前にも書いた気がするけど。だから今日は何もしないで家にこもっていた。そんな日も長い人生にはあっても良いと思う。思うんだが、やはり自分の中では上手く折り合いがつけられない。ぐちゃぐちゃに絡まった回線。整理できない洋服箪笥、夏物と冬物が入り混じっている。

  何もしない日は消えたくなる。僕は日々成長しなければならないと言う強迫観念に迫られて、追われている。息苦しい。なにか目標を持って目標を達成できた喜びや達成感を得たいのだ。でも、僕の達成感は家の外に出ることが前提条件として存在している。とにかく外出しなければならない。それはそれで疲れるのだ。家でゆっくりしたいときだって人間誰しもあるし、逆にそういう時間を大切にしていかなければならないんだよ、たぶん。だからどうにかして家に居ても自分に満足し有意義だったと思えるようになりたいのだ。

  しかし、今日はもう諦めることにする。雨と雪のせいにして僕は不貞寝してしまおう。明日が良い日になるように、そして有意義な一日になるようにと考えながら。とりあえず、明日は早起きして外に出よう。そして太陽の光を眩しいと感じながら散歩しよう。

そうだ、寝る前にこの曲を聴いておこう。きっと明日は良い日になる。