innate8の日記

大海を泳ぐ

協調性と人間関係

歳をとると自分のことが少しづつだけどわかるようになってくる。自分はこんなことが出来て、こんなことが嫌いで、こんなことが得意で…という風に。

 

大学時代は、経営学を勉強していたのだけれど、その中でも組織論に興味があった。戦略を押し進める以前の問題として組織は土台だから、組織論はマストだなと思っていた。その中でも人的ネットワーク、要は組織としての入れ物とそこで働いている人間との関係性に興味があった。

 

そう言う経緯もあって、自分としては会社ってものはみんなが協調して目標達成を目指すものだと認識していたと思う。でも実際働いてみると全然違うのね。なんか、個々人で任務を遂行しようと考えている人がほとんどで、上に立つ人がどうにか統制している感じがする。IT業界だから余計にってのも有るのかもしれないけれど。

そんなんじゃ、新製品とか革新的な新製品は生まれない気がするなあ。組織の中でも下から支えている人の横のつながりが重要だと思うのだけど、そんな感じは全くないし。知識や技術の共有はほとんど無いみたいだし。

なかなか難しいね。

 

それと、自分としては仲間意識がある職場で働きたい、というか一つの組織に所属しているんだからみんなが協調できるってのが理想だったんだけど、その理想は辛くも打ち砕かれてしまった。他人はやはり、分かり合えない他人なのかもしれない。

突き詰めてみると、自分は人間の深い部分、心理的な部分に興味があるんだと気付けたからそれだけでも得たものは有るのかな。