区営図書館って蔵書少ないのね
数学とコンピュータサイエンスの本を探しに図書館に行ってきた。
特になんの本が読みたいという目星が付いていたわけではなく、ネタを探しにぶらぶら足を運んでみた。
都内のそこそこ大きさの区営図書館に行ったのだけど、正直本の少なさに驚いてしまった。特にコンピュータサイエンスはAccessとOfficeとホームページを作ろう、みたいな本しか置いていなかった。誰が読むのだろうって本も結構あった。
大学の図書館に慣れてしまったためなのか、それとも区営図書館はこんなものなのかわからないけど、いわゆる学生や研究者以外の人たちの本離れが進んでいるのかなと思った。
と言っても、学生や研究者は読書を手段として活用してるけど、世間一般的には娯楽にあたるから、終着点の違いからくるものかなと思ったり。
娯楽は爆発的に増えたから、刺激が少ない読書は敬遠されるのは目に見えてる。研究者が読書するのは論文や文献を読むためであって、仮に論文や文献が本としての体裁をとっていなかったら(データベースなど)読書する研究者も減るだろう。
ここで、もし図書館のデータがすべて電子化されてPCですべての内容を参照できるようになったら、と考えるとそれは読書とは呼べなくなるのだろうか?
それは間違っていて、電子書籍でデータを読んでも読書になる。つまり、本として体裁がとれているものを読むことは読書であって、スクラップされ断片的な情報を読むことは読書ではない。
読書を定義を書いたけど、そもそも狭い視野で読書を捉えることが間違っている気がする。例えば、説明書を読むことも読書にあたるのではないか。
要は、読書を本を読むという狭い視野で考えないで能動的に文字を読む行為を読書と捉えるくらいの俯瞰的視野が必要だろう。そうすれば図書館の存在意義の見直しのヒントになると思う。
で、実際図書館に行ってみて、専門書は自分で買うか大学の図書館に行くしかないという結論に達してしまった。
同時に世間一般には、読書はつまらないものという認識が強いのだろうなと思って悲しくなった。