innate8の日記

大海を泳ぐ

首都圏と地方について

東京に住んでみて思ったことは、なんでも揃ってしまうということだった。
例えば、デパートとかスーパーのフェアーとかで、沖縄フェアとか北海道フェアとか地方の特産品を販売している。僕の思考で単純に考えたけど、それは酷いと思った。
だって、沖縄にしか売っていなかったシークワーサーハイチュウがそこら辺のスーパーで買えてしまうわけだから。身近な人にハイチュウを配った時の感動を返してくれと言いたい。沖縄で買ったハイチュウに価値があるのであって、どこでも売ってたら一瞬にして価値がなくなってしまう。

今の時代、インターネット通販で買えないものなんてなくなってしまったと思う。だけど、その土地に自分の足で赴いて、その土地で購入したから価値があるものってあると思うんだよね。
僕は京都が好きで、行くたびに八つ橋食べるけど、近所のスーパーで売っている八つ橋は食べたいと思わないし。

とにかくなんでもかんでも東京に集めるってのは辞めたほうが良いと思う。産業的には良いのかもしれないが、なんだか悲しいし地方の空洞化と都市部の人口集中に繋がって、地方としては自分で自分の首を絞めてるみたいになっているんじゃないかと思う。

あと、業種の偏りも酷い。
僕は就職氷河期と呼ばれる時期に就職活動したのだけど、地方にはIT業がほとんどない。マジでない。
たまーにあるにはあるんだけど、あからさまにブラックだし。あとは、データセンターのオペレーターとかがたまにあるくらい。データセンターのオペレーターはアーキテクトエンジニアとは呼べないような業務内容だったので断念したけど。

都会に人が集まるのは自然なことなのかもしれないけど、もっと均等に人口や産業が分布したらいいなとか思う。僕もできることなら、ギスギスした都会よりもう少し地方に行きたい。(仕事があるならば)