innate8の日記

大海を泳ぐ

旅の記憶

旅をする意味ってなんだろうか?

9月のはじめ頃に、青森へ旅行に行った。毎年長期の休みが取れるとどこか旅をしたくなってしまう性分で、今年も例に漏れず旅行をしてきた。友達はそんなにいないので、というか寂しい奴だなとか思われるのもアレなので、弁解しておくととにかく一人旅が好きで、今回も一人で行ってきた。

一人旅って自由に行動できるし、自分がたてたスケジュール通りに進むか、とかノープランでどこまで楽しめるか、みたいな冒険的な要素が楽しいと思うんだよね。正直、一人で函館山の夜景見ても虚しいだけだし、一人で楽しいんでも時折退屈と寂しさが体を通り抜けていったりして暗い気持ちになったりする。でも、しがらみがないことに清々しさを感じたりもする。一人旅ってそんなもんだろうって思う。

一人旅でも普通の連れ同士の旅も、どちらにも言えることだけど、旅をする意味って自分が置かれている立場から一旦離れた立場で再認識するためにあるんじゃないかな。いや、単にリフレッシュしたり楽しんだりするのが目的だってのも頷けるけど、旅を通して自分の環境とか仕事とか家庭とかそういったものを、一時的に遠い場所から客観的に眺める過程ではないかと思っている。自分の場合は、一人旅でアホみたいに歩くんだけど淡々と知らない土地を歩くことで、知らず知らずのうちに自分自身と対話できているように感じる。人生はよく旅に例えられるけどその逆もありうるってことかな。

旅をする意味は、自分自身を深く知るという意味ではなかろうか。


下の写真は恐山の宇曽利湖。とても神秘的だった。
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