自分の悪いところを一つ一つ並べてみたら

誰にだって欠点はある。自分の嫌いな部分や悪いところなんていくらでも挙げられる。悪いところを一つ一つ並べて眺めてみると、努力すれば変更可能なものもあるし、いくら努力しても組み込み仕様だから変更不可能のものもある。

そういう変更不可能なところを再認識すると悲しくなる。わかっちゃいるが。だからって、それを親のせいとか他人のせいにするのは良くない。そもそも他者と比較することが間違っている。いや、物事に意味を見出すことが間違っている。 生きることに意味はない、だから剥き出しの裸のままの自分を曝け出してそっくりそのまま受け入れる。自分の価値とか欠点とかは他者との関係としか現れてこない。そんなもの時代や環境が変われば崩壊する価値観だから。 そんなものに囚われないで自分を他者と外界から切り離して自分を受け入れる、そういうのが必要なんだろうな今の僕には。

世の中にはスゲー人達がたくさんいて、そういう人と自分を比較して切磋琢磨できるのは素晴らしいと思うんだけど、それに何の意味があるのか。結局、僕は他人にはなれないしスゲー人達になることは出来ない。アメリカの大学院で研究して、キャリアで、バリバリ仕事してる人が居たとして、その人を羨望してその人になりたいと思ってもなれやしない。むしろ自分が食われる。

そうじゃなくて、自分の足で立って自分の内側に目を向ける。他者や社会の価値観ではなくて自分の価値観で自分を見つめる、そして自分の価値観で社会を見つめる。今の僕にはそれが必要。