innate8の日記

大海を泳ぐ

『人』という字は、人と人が支え合って出来ている?

いや、違う。
人は何かに依存したり寄りかからないと生きていけない、ということを意味しているんじゃないかと思う。

ニュースで、若者のインターネット依存が深刻化していると見たが、当然のことのように思える。
ネット自体が依存の対象なのではなくて、そのコンテンツが依存の対象な訳だから。なにか不安を抱えた人間は拠り所を探そうとする。そのとき、ネットは無限に答えや依存の対象を提供してくれる、要は終わりがない。
ネットに依存しない人は、別に依存の対象を持っているか、ネットの使い方がわからないからだと思う。もし、お年寄りにネットの使い方を教えたり、お年寄りでも使えるようにユーザビリティを変えたら、高齢者のネット依存が深刻化とかになるんじゃないかと思ったり。

何かに強く依存してしまうのは、それだけの不安があるからだと思う。若者について言えば、将来のこととか割り切ることができない人間関係とか大人と同じくらい悩みがあるんだ。
昔はネットが無かったから、依存の対象は友達や家族だったけど、今となっては面と向かって話すよりネット経由の方が腹を割って話ができるんじゃないかな。

つまるところ、日本の中に蔓延している不安感のはけ口がネットに向かっているってことで依存者が増えてるのだから、まずは学校や親や友達同士で腹割って話ができる環境を作る、次に不安感の元を潰すってのが重要だと思う。