innate8の日記

大海を泳ぐ

スクールカウンセラーの存在意義について

  僕は心理学やカウンセラーってものに興味がある。自分がそういう境遇に立たされてるから尚更だと思うんだけど。特に子供時代に暗い過去を経験したことがあって、悲しそうな子供を見ると助けてあげたくなるんだよね。電車で泣いてる子供とか、親に話しかけてるのに無視されてるとか。不幸な子供を1人でも多く救うために出来ることって家庭を変えていかなければならないと思うんだけど、そこでカウンセラー、特にスクールカウンセラーってものがもっと変わって行けば良いんじゃないかと切に思っている。

  僕が子供の頃はスクールカウンセラーは学校に居なかった気がする。もしかしたら、存在を認識してなかっただけで在籍はされていたのかもしれないけど。それくらい影が薄い存在な訳で、仕事してるのかなって思っていた節もあった。(実際は僕が利用するという考えが無かったから記憶から欠落してるんだと思います。たぶん不登校の子供の相談に乗ってあげてたりしてた。)

  そこで、スクールカウンセラーはもっと児童や児童の家族に介入していって良いんじゃないかと思った。影の存在じゃなくて、生徒のメンタルケアを目的に前面に出てきて良い気がする。でもそれは法律とか規約の関係とかで難しいのかもしれないが。
  子供って一見元気そうに見えるけど、実は暗い家庭状況だったり、虐待されていたり、不登校になってしまったり、家庭の一面を隠してることがある。または、自身は深刻に考えてないけど後々人格に悪影響を及ぼすパターンもある。
  それをいち早く察知するのは担任の仕事だけど、そこにスクールカウンセラーも連携していって良いと思う。あの生徒の家庭事情が良くないから相談に乗ってあげて、とか。

  それでもって、ここからが本題。スクールカウンセラーは児童のケアだけでなく、家庭のケアもした方が良いんじゃないかと思うんだ。いくら因果の結果の方だけを良くしても、原因を絶たないと改善は出来ない。虐待する親は恐らく、心の傷を負ってたり経済的に問題ありとか色々と闇を抱えてる。児童の人格が歪んでしまう前に、どうにか家庭まで介入してカウンセリングなり経済的な相談なりに乗ってあげるべきだと思う。でも、カウンセラーだけでは対応出来ない可能性も大なので市や県とか国レベルで援助しなくちゃダメだろうけど。

  人格形成時期に良い影響を与えれば、将来的に二次的児童虐待も減ると考えられるし、精神疾患も減ったり、犯罪減少とかにもなるのかもしれない。日本は他人の家は関係ないから介入しないって考えが強すぎる気がする。確か、介入出来なくて児童虐待を止められず子供が亡くなったケースもあったような。